DX事業部 イノベーション推進部

岩本 禎史
Yoshifumi Iwamoto

1998年入社

 

法政大学 経済学部
経済学科 卒

 

[文系出身][先端技術]

 

サッカーをやっていたので、今でも会社のフットサル部に所属しています。
また、最近再び読書をするようになって、本を読む楽しさを再認識しました。

入社を決めた理由は?

大学時代は文系で、就活当初は職種にこだわりなくいろいろな会社を見て回っていました。そのうちに、商社やメーカーなど誰かが作ったものを売る、というより、自らが物を作って提供していく仕事の方が自分に合っているなと感じました。「文系出身で、物作りができる仕事」で絞っていったところ、システムエンジニアに辿り着いたんです。
システムエンジニアを募集していて、「文系でもOK」という会社の一つがクロスキャットで、説明会や面接時の印象がとても良かったことが決め手になりました。

入社から20年のキャリアがありますが、いままでの職務経歴をお聞かせください。

私が入社した1 9 9 8 年は、日本のインターネット利用者が2 月に1,000万人を突破(日本におけるインターネット普及率13.4%)し、「Windows 98」が日本で発売を開始した年でした。
最初の半年は、競輪の広報部が記者向けに様々な紙の資料を提供するためのシステム開発に携わりました。
1999年から大手パソコンメーカーのサポートセンター用システムの保守運用を2年ほど経験した後、ビジネスインテリジェンス部に異動し、そこで10年ほど様々なプロジェクトに携わりました。その後、現在のイノベーション推進部の前身となる部署に移り、現在に至ります。

イノベーション推進部は、出来て間もない部署ですが、部署ができた背景を教えてください。

クロスキャットができた1970年代ころのシステム開発といえば、汎用機と呼ばれる大型のコンピューターに、専用のプログラミング言語があって、それらを使ったものがほとんど、という時代がしばらく続きました。
そこからW i n d o w sやM a cといったパソコンが出てきて、一気にオフィスでパソコンを使用することが当たり前の時代になりました。インターネット全盛の時代は、クラウドの時代を生み、現在も新しい技術が次々と生まれてきています。
「ITの世界がどんどんと変わっていく中で、いつまでも従来の技術で仕事ができるわけではない。新しい技術を勉強して取り入れていかなければならない」といった危機感からイノベーション推進部は生まれました。

現在はどのような仕事をされていますか?

いくつかの仕事を兼任していまして、1 つは自社開発製品であるCC-Smartシリーズの開発です。
CC-SmartシリーズはマイクロソフトのOffice365を活用し、「会議室予約システム」、「社員名簿システム」、「ポップアップ通知」などの機能を追加することによって、コミュニケーションやオフィス環境の改善を促進しようというソリューションです。
また、人工知能(以下AI)をはじめ様々な技術の調査、検証、クラウドを使用したシステム開発などを手掛けています。近年では人工知能のニュースを目にすることが多く、「第三次AIブーム」ともいわれています。「AIの進化」は目を見張るものがあり、弊社でも取り組んでいる重要なミッションです。

人工知能(AI)の進化とは?

結局は知識の元となるデータ次第なんだと思います。
知能の部分って、それぞれに向き不向きががあるんです。2018年に「米系ネット通販会社が期待を込めて進めてきたAIを活用した人材採用システムは、女性を差別するという機械学習面の欠陥が判明し、運用を取りやめる結果になった。」というニュースがありました。
このことからわかるように元のデータが良くないと、いろいろ試して頑張ってもAIは頭が良くならないんです。同じようなデータを流し込んでいるだけでは勉強にならないので、多種多様なデータが必要となります。
そこで使えるデータの取り方を考えることも私の仕事なんです。

どんなところに仕事のやりがいを感じますか?

自分たちが開発したシステムで、お客様の負荷が軽減し喜んでいただけるときです。

苦労したことは?

新しい技術を使うときは毎回苦労しますね。
他には、使用するソフトウェアの限界とお客様のリクエストに乖離があるときに、落としどころをどうするかはとても難しいです。

今後の展望や目指すべき姿を教えてください。

(会社・部署)
時代が変わればビジネスも変わるので、これからの時代に合わせて、「この技術に強い」といった武器を複数持てるように変化していきます。

 

(個人)
例えば5Gのように、次から次へと新しい物が出てくるので、全てのことを勉強していくのが理想なんですが、実際はそうはいかないので、「ここだ!」というところを見つけて、攻めて勉強しています。
雑誌やニュースなどを見たりして「世の中でどういうものが求められているんだろう?」とか、新しい技術が出て来たら、「この技術が出て来たら何ができるんだろう?」って考えてますね。
常に新しい技術にアンテナをはって臨機応変に動けるように、そしてそれをもとにビジネスを加速できるようにしていきたいと思っています。

一言でクロスキャットってどんな会社ですか?

チャラくないけどノリはいい。