導入事例

愛仁会

導入ソリューション

BIクラウド化サービス

データ分析基盤を刷新。

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)へのクラウドリフトで

データ取得にかかる時間が

1日半から10分になり業務効率が大幅に向上

刷新の背景

 愛仁会は、医療・介護・保健・福祉活動などに取り組む社会医療法人です。大阪・兵庫を拠点に、6,500人以上の職員が急性期病院、リハビリテーション病院、診療所、介護老人保健施設、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、ケアプランセンター、ヘルパーステーション、健診センター、看護助産専門学校などで働いています。
 愛仁会では、旧BIシステムのサーバ老朽化対応として環境刷新を検討されていました。更新に際しては、旧環境での課題であったレスポンスや動作の安定性向上、処理時間の短縮といった課題解決とともに、よりデータ利活用を推進するための環境として、診療系ネットワークからのアクセス環境や全職員が利用できる環境への拡充と長期に渡って安定的に利用できる環境整備が課題でした。

データ活用基盤刷新の効果

ポイント
1

データ連携から加工・集計までの処理時間が大幅に短縮

以前は昼過ぎにならないと確認できなかった日次のレポートが朝一番に確認できるようになりました。

ポイント
2

各種データの処理速度の向上により、業務効率化を実現

これまで企画部門によるデータ取得に1日、そこからPDF化に半日かかっていたのが、10分程度で済むようになりました。また、データ量が多いものをExcel化しようとすると頻発していたタイムアウトがなくなりました。

ポイント
3

AzureAD連携によるアカウント管理の効率化とシングルサインオン実現

職員への導入がスムーズに完了しました。

社会医療法人愛仁会 田中氏(情報システム部門部長) 、金谷氏(企画部門課長)コメント

・オンプレミス環境とのコスト比較やセキュリティ懸念を払拭しクラウド環境へ移行を決めた理由
 コスト比較において、中長期的にはクラウドの方が優位との試算となりました。セキュリティについての懸念は、オラクル様よりOCIの安全性をご説明頂くとともに、構築ベンダーであるクロスキャット様やNW事業者様やNW保守ベンダー様には要件確認に時間をとって頂き、懸念事項の解消にご尽力を頂きました。

 

・Oracle Autonomous Data Warehouse 、Oracle Analytics Cloud導入を決めた理由
 Oracle Autonomous Data Warehouseへの期待、Oracle Analytics Cloudのカバー範囲の広さ、データやダッシュボード移行に関わる信頼性や労力の削減、継続性の確保、コスト比較の結果などから導入を決定しました。

 

・クロスキャットを導入パートナーに選定いただいた決め手
 旧BIシステム構築・保守ベンダーはクラウドの実績がなく対応困難とのことでしたので、オラクル様にご相談しました。オラクル様よりクロスキャット様をご紹介頂き、医療系での実績もお持ちであったことからお願いすることにしました。

 

・今後Oracle Autonomous Data Warehouse、Oracle Analytics Cloudを使ってやっていきたいこと
 データベースの拡充を図り、高速・高性能なDBをさらに活用していきたいです。現在は旧環境から移行したダッシュボードしかありませんが、ダッシュボードの数・種類を増やしたり、セルフサービス機能やレポート配信なども活用し、全職員が必要な時に必要なデータに、すぐに・簡単にアクセスできる環境にしていきたいと考えています。さらに、今後はRPAとの掛け合わせでさらなる業務効率化や、生成AIの活用にも取り組みたいです。
 

 

本件について、愛仁会様にインタビューを実施いたしました。詳細はこちらよりご確認いただけます。

https://xcc-dash.jp/cases/case06/

        

事例企業プロフィール

愛仁会

所在地

大阪府高槻市

設立

1958年

事業内容

急性期病院4施設、回復期病院2施設、介護施設6施設、健診センター2施設、看護専門学校2校の運営

URL

https://www.aijinkai.or.jp/